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Liella!をもっと知ってもらいたい! ~Liella!5Linesに込める想い~

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※本記事は開催中のライブツアーの内容に触れています

2021年10月開催の群馬公演を皮切りに、10都市20公演を巡るライブツアー、「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」がスタートしました。

群馬公演では、TVアニメ1期のストーリーに沿ったライブが実施され、TVアニメ1期12話挿入歌「Starlight Prologue」も披露されました。(セットリストはこちら

この曲は、各メンバーの歌唱に合わせて、各メンバーカラーが線状に照らされる演出があります。その演出をライブ会場で再現したいと願う有志が、ペンライトで色を揃える呼びかけを実施しました。

今回、LL-Fansでは、その呼びかけを実行されたチームの皆様にインタビューを実施し、呼びかけるに至った経緯や、想いを伺いました。

広報アカウントのご紹介

Liella!5Lines ~Starlight Prologue~
@Liella5lines_PJ

インタビュー

——まず体制からお伺いできればと思います。 規模感、人員集めの方法、役割分担を教えてください。
広報担当:
群馬公演のときは、座席表担当の方、群馬公演担当の方(会場での周知担当)、それをまとめる私の計3名で動いておりました。
座席表担当の方には千秋楽の宮城公演までお世話になる予定です。
各公演の担当は、その都度Twitterで募集しています。

——全公演担当されるのですね。各公演の担当者は広報アカウントで募集されますか?
広報担当:
はい。今後もそのような形をとる予定です。 群馬公演のアカウントは群馬担当の方からの提案で作成いただきました。

——アカウント名の「Liella!5Lines」の由来について教えてください。
広報担当:
Liella!5Linesという名前は、その場でパッと思いついた名前です。
「変えようかな」と一瞬思いましたが、「Liella!の5色の線」そして、「五線譜」ということがこの名前でしっくりくるかな……と思いこの名前にしました。

——プロジェクト立ち上げのきっかけを教えてください。
広報担当:
元々は「START!! True dreams」で色変えの呼びかけを行う予定でした。当時、「コロナ禍で声が出せない代わりに、会場にいる皆さんと一緒に何かできないのかな」と考えており、「START!! True dreams」で5人の上に引かれた5本のメンバーカラーの線が出てくる演出を見て、「これを全公演の会場で引いたら、Liella!の皆さんにとっても、素晴らしいスタートを切れるのではないか」と思い、呼びかけを実施するにいたりました。

しかし、TVアニメ1期の最終話で「Starlight Prologue」が披露され、あの景色が出てきたとき、複雑な思いになってしまいました。 放送終了後、「START!! True dreams」でやるか、「Starlight Prologue」でやるかの二択で迷ってしまいました。

悩んだ末、「Starlight Prologue」にしました。 理由は、この曲のタイトルに「Prologue(プロローグ)」が入っていたことでした。

プロローグとは、前置きの部分や物事の始まりのことを意味します。 つまり、これで終わりではないということを、Liella!はこの曲で言いたかったのではないかと思いました。
「Liella!の皆さんが素晴らしいスタートを切れるのではないか」という想いがあるのであれば、これが始まり(プロローグ)だということを伝えるためにも、「Starlight Prologue」でこの5Linesを引くことにしました。

——呼びかけを実施するにあたり、苦労したこと、大変だったことがありましたら教えてください。
広報担当:
一番大変だったのは、取組内容の周知です。 初めに、呼びかけを実施すると決めた後、Aqours Rainbow様のHPにて活動内容を一通り拝見しました。当時このチームが企画の周知で実施されていた「フライヤー配り」をやろうかと考えました。しかし、コロナ感染拡大の原因になることを危惧して、フライヤー配りの案は断念しました。

そこで、周知の手段は「Twitter上での拡散」ただそれだけになりました。 本当に心配でした。これだけで伝わるか、もしかしたら上手くいかないのではないか、「Liella!の皆さんにあの景色を見せたい」「Liella!と一緒にあの景色を皆さんと作りたい」この想いが夢に終わってしまうのではないか……と思っていました。

——座席表の画像を作成された方は、画像を提供する形であとからチームに合流されたと聞いています。合流されたきっかけを教えてください。
座席表担当:
僕自身ちょっと前に、客席のペンライトを使った取組を立ち上げたことがありました。そのときに、今回作ったものと同じような座席表を作っていましたので、「もしかしたら、座席表作成というかたちでサポートできるかもしれない」と思い、この取組に参画しました。

実現したら、本当に綺麗な景色になるだろうなと思ったので、勢いで座席表を作って、そのまま「こんな感じでしょうか」と、広報アカウントに送っちゃった感じです。

——本取組は、Twitterによるオンラインでの周知に加え、当日現地ではアニメさながらにプラカードを持って参加者に呼びかけられていました。看板を作られた理由について教えてください。
広報担当:
Twitterのみでの拡散に頼らざるを得ないと理解したタイミングで、後の群馬公演担当の方から、「よろしければお手伝いしましょうか?」と連絡をいただき、その方の提案で群馬公演用のアカウントを作成し、看板を作成していただきました。

群馬公演担当:
はじめは、群馬公演用のアカウントを作って呟いたり、看板を持って立ったりしなくても、広報アカウントでの告知もありましたし、μ's・Aqoursのライブに参加したことのあるラブライブ!ファンなら「Snow halation」やAqours Rainbow等の実績があるので、自然発生的にできるだろうという思いがありました。

Aqours 5thライブ 虹企画「Aqours Rainbow」の裏側

ただ、一度きりしかない1stライブツアーの最初の公演で、Liella!に応援する気持ちを伝えるために、なんとしてでもアニメの景色を届けたいという気持ちが強く、コロナ禍で呼びかけに制約がある中でも、何かできないかと思いました。現地のファンに私たちの想いを伝えるために、どうすればいいかと考えた結果、TVアニメ1期1話の可可ちゃんを参考に手持ち看板を作ることにしました。

ライブ当日、実際に看板を持って立つまでにも葛藤はありました。取組やその呼びかけについてよく思わない方もいらっしゃることは承知していたので、面と向かって批判されることもあるだろうと考えていました。しかし、勇気を出して立ってみると、何人もの方が話しかけてくれ、「頑張りましょう!」「協力します!」といったたくさんの温かい言葉を投げかけてくださいました。話しかけはしないまでも、写真を撮ってSNSに投稿してくださる方や、看板を見て自分の座席番号を確認してくださる方もいて、ファンの温かさに胸がいっぱいになりました。初日は4時間ほど立っていたのですが、最後まで立てたのもそのようなファンの方々の存在があったからだと思っています。本当に感謝しかありません。

▲賛同者による記念撮影
——他公演でも看板による呼びかけはされるのでしょうか?
群馬公演担当:
現在、他公演の協力者の方と連絡を取っているのですが、やはり看板を作るとなると、安全な持ち運び方法や、ライブ中の置き場所を考えなくてはなりません。全公演で看板による周知を行うことはかなり難しいと思います。

——確かに、地元の公演や車によるアクセスがよいところであればまだしも、そうでなければ難しいですよね。 その場合どのような周知を検討されていますか?
群馬公演担当:
実はまだ決まっていません。 もしこのインタビュー記事を見て、何かいい案をお持ちの方がいらっしゃいましたらご意見をいただきたいです。(広報アカウント:@Liella5lines_PJ) 繰り返しになりますが、コロナ禍の現在、会場内での呼びかけやフライヤー配りができないのが難しいところです。

——取組を遂行するにあたり、目的やゴールとするものがあれば教えてください。
座席表担当:
皆さんにとって、「人生のなかの、大切な思い出のひとつ」になってくれたのならば、それでいいかなと思います。

広報担当:
Liella!を、ラブライブ!をより多くの方に知ってもらうためのきっかけになってくれればと思います。
私がラブライバーになったのは2019年の秋で、その半年ほど後にAqoursのナンバリングライブのオンライン上映会があり、そこでAqoursのライブを初めて見ました。3rdライブと4thライブの「WATER BLUE NEW WORLD」で一面の青い光の海を、 5thライブで会場に架かるあの大きな虹の景色を見たとき、心を打たれました。 私はあのとき、あの景色が実現したのは、会場のスタッフさんが遠隔操作で皆さんが持っているラブライブレード(ペンライト)の色を操作していたからではないかと思っていましたから(笑)。そうでないと知ったとき、あの会場にいる皆さんの力は凄いなと思いました。

私はこのライブの出来事がきっかけで、本気でラブライブ!を応援しようと思いました。 あのときの私と同じように、今回このLiella!5Linesの取組を通して、Liella!を、ラブライブ!を知ってもらって、「ラブライブ!って凄いんだぞ」ということをより多くの方に伝えられたらと思っています。

もう一つは、Liella!の皆さんにも会場が一体となったあの景色をみんなで見せたかったからです。今まで、μ'sの「Snow halation」のあのオレンジ色に染まる景色、有志の方が呼びかけて実現した、Aqours 5thライブでの大きな虹。そして、虹ヶ咲 3rdライブでは、果林ちゃんの「VIVID WORLD」のサビでアニメと同じように、ロイヤルブルーに染めようという呼びかけもありました。「ここまできたら、Liella!でも皆さんと一緒にこの景色を作りたい」という思いで呼びかけを実行しました。

そして私だけではなく、Liella!の皆さん、会場の皆さん、そして、賛同していただけるすべての方と一緒にこの景色を作り、これからもラブライブ!シリーズで、これまでのようなファンの熱意による光の演出がより広がっていけばと思います。

——最後に、このインタビューをご覧いただいている方に向けて、伝えたいことがありましたら教えてください。
座席表担当:
Liella!を応援しているファンの皆さん。あなたたち全員が、MVPです。
今後とも、よろしくお願いいたします。

群馬公演担当:
様々なご意見があるかと思いますが、Liella!を応援したい、Liella!に感謝の気持ちを届けたいという想いは皆一緒だと信じています。岡山公演以降の公演でも、今回の景色がつながっていってくれると嬉しいですが、応援する形は十人十色だと思うので、どんな形であれ、Liella!1stライブツアーの残りの公演も「みんなで」Liella!を応援していきたいです。

広報担当:
まずは、群馬公演でこの呼びかけに賛同していただいた全ての方に感謝いたします。 あの景色は、皆さんがいてくれたからこそ見られた景色だと思っています。 私は「皆さんでこれをやりましょう!」と発信しただけです。 それを聞いた有志の皆さんは、実行に移してくれました。それだけでも凄いと思います。残りの公演はどうなるか分かりません。10都市20公演でこの景色を作り上げて、Liella!の皆さん、会場の皆さん、配信で参加している皆さん。そして、参加できなくてもツイートなどでライブを盛り上げてくれている皆さんにとっても、思い出に残る最高のライブにしていただければと思います。

私たちも、最高の景色を作れるように、誠心誠意呼びかけていきます。
皆さんで、最高のライブを、そして、Liella!5Linesを作りましょう!

~どんな奇跡だって起こすのさ Liella!5Lines~

※内容を一部修正しました

協力

取材協力:Liella!5Linesチーム ( @Liella5lines_PJ )、鮎さん( @Ayumikan_chika

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